新築時に絶対やっておきたいウォークインクローゼットの換気対策
- 2020.06.11
- ✎ 家づくりのヒント
忘れていませんか?クローゼット内に湿気が溜まりやすいこと!
こんにちは、普段は商品開発業務として新しい商品の構造検討や、性能試験などを行っています。神谷コーポレーション開発課の葛生です。
今回のテーマは『ウォークインクローゼットの換気対策』です。
なんだクローゼットのことなんかより、「キッチンや寝室のこととかもっとみんなが興味のあるものを教えてよ!」って思われた方が多いと思います。でも、そうしたお話はいろんなところで聴いたり、実際に目にしているはずです。(決めつけちゃってすみません ^^;)なので、ここでは意外と盲点である『ウォークインクローゼットの換気対策』についてお知らせできたらと思います。
家を建てる時はとても沢山の事を決めなければなりません。『家』は大きな買い物なので、いざ買うとなると本当に大変だと思います。後になって、「こうしておけば良かったのに」や「こんなはずではなかった」といった後悔が出ないようにお役に立てれば嬉しいです。
今回は、実際に住んでからウォークインクローゼットの中の湿気でお困りにならないように、家を建てる前にKAMIYAが提案できる『ウォークインクローゼットの換気対策』を紹介したいと思います。
取り入れたい「間取り」のNo.1は?
家を建てる時にみなさんはどのように思っているのか少し気になったのでちょっと調べてみました。そうしたら私自身もちょっと驚きのデータが見つかりました。
快適なくらしのポイントはいろいろあると思いますが、なんと、共働き世帯が取り入れたい間取りの『No.1』はウォークインクローゼットなんです!!!
リクルート住まいカンパニー「2018年 注文住宅動向・トレンド調査」より
改めてこの様なデータを見て思ったのですが、これはすっきりとした室内空間が好まれている中で、広くとった収納で生活感を隠したいという思いからなのでしょうか?色々な理由があると思いますが、ウォークインクローゼットを多くの人が取り入れたいと感じているのですね。
どうして湿気が溜まるの?
さて、みんなの憧れであるウォークインクローゼットですが、そもそも衣類の収納場所ということでどうしても湿気が溜まりやすいイメージがありますよね。ウォークインかどうかにかかわらず、衣類を収納するクローゼットの中に湿気が溜まりやすい理由ををあげてみると、
・外出から帰って脱いだ衣服をすぐにクローゼットの中に収納してしまうため
・衣類そのものが水分を溜めやすいため
・人の出入りが無い又は少ないため空気がこもってしまうため
・窓や換気扇がついていないため
・日光が当たらないため
などがあります。これらの理由によって、意外と湿気が溜まってしまうものなのですね。
・・・とは言ってもどれも改善し難い事ばかりです。
脱いだ服(洗濯しないもの)をそのままにしておくわけにはいけません。それに、いつまでもクローゼットの扉を開けたままにするのも気持ちが良いものではありません。これってとても重要な事だけれども、家を建てる段階ではなかなか気づき難いのではないでしょうか?
ちなみに、賃貸住宅に住んでいる私の場合をご紹介しますと。。
ウォークインクローゼットはないのですが、いくつかあるクローゼットには沢山の除湿剤を床に置いています。性格的なものが多分にかかわっている気がしますが、幅90cmくらいのスペースに3個もおいてます(笑)
一般的な換気対策とは?
容積の狭いクローゼットであれば、私もやっているように「沢山の除湿剤」をクローゼットの中に置くのが簡単で一定の効果が期待できる方法だと思います。それ以外にも晴れた日にクローゼットの扉を開けてサーキュレーターで換気をする人も結構いるみたいです。
家を建てる前から事前に検討された方の例では調湿機能のあるクロスや、その他の仕上げ材(珪藻土や漆喰、調湿タイルなど)でクローゼット内の壁を仕上げるという方法もあるようです。
しかし容積の大きいウォークインクローゼットとなると除湿剤で対応するには無理がありますね^^;
そこで是非プラン段階で取り入れてほしいのがウォークインクローゼット内の換気設備です。そこまでしなくても窓をつけるくらいでいいのではと思ってしまうかもしれませんが間取りによっては窓の設置ができない場所もありますし、室内にはシックハウス対策で沢山の24時間換気ファンが常に回っているので施工店に相談すればそんなにハードルは高くないと思います。
これでウォークインクローゼット内のに空気の流れを作るということはできましたが、確実にクローゼット内の湿気を溜めないためには、湿気を含んだ空気の逃げ道を作ってあげれば完璧です。
次の章でその空気の逃げ道を作るおすすめの方法をご紹介いたします。
ドアメーカーであるKAMIYAが提案する『ウォークインクローゼットの換気対策』とは?
換気とは、空気を入れ替える事です。そのポイントは、給気口と排気口を設けて空気の流れを作る事になります。
ウォークインクローゼットのドアを開けているだけだったり、ドアを閉めたまま換気扇を付けているだけでは換気は不十分なのです!つまり、ウォークインクローゼット内の換気扇を回してドアを開けるとしっかり換気が出来るのです。
でも、いくら自宅のウォークインクローゼットだからといっていつもドアを開けたままにはしたくない!
そこで、普段開けっ放しにしたくないけど、湿気や熱を逃がしたい場所に効果的な換気ができるドア「フルハイトドア Airシリーズ」をウォークインクローゼットのドアとして採用してはいかがでしょうか。
ウォークインクローゼット内の換気設備との組合せによって、扉を閉めたままでも効果的な換気が行えるようになります。
「Airエア」のルーバーは、必要に応じて指一本で簡単に開け閉めができる可動タイプのものと、固定タイプの2種類をご用意しておりますので、お好みに合わせてお選びいただくこともできます。
ウォークインクローゼットの扉に「Airエア」を、ぜひご検討してみてください。
いかがでしたでしょうか。
ドア選びをちょっと工夫するだけで、ウォークインクローゼット内の湿気を抑えて衣服のカビ・ダニ対策になります。開発担当としてこれからもフルハイトドアで快適な暮らしのお手伝いができるようがんばります。
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